『才能の正体』感想!才能という言葉の捉え方が変わる

みなさん、こんにちは。

マエコウです。

 

今回感想を紹介する本はこちら!

『才能の正体』 著 坪田信貴

 

 

突然ですが、才能ってどんな意味だと思いますか。

例えば、メジャーリーガー大谷翔平がホームランを打ったらきっと、「大谷は野球の才能がある!」と言った使い方をする人がほとんどだと思います。

 

〇〇には才能があると言ってしまうと、まるで自分には才能がないと言っているように聞こえますよね。

 

本書『才能の正体』では、この才能という言葉にフォーカスを当てて

  • 「才能」って本当はどういう意味なのか?
  • 本当に才能は特別な人にしかないものなのか?

といった部分を解明してくれています。

 

  • 才能という言葉の捉え方を変えたいひと
  • 自分の才能を見つけたいひと
  • 才能を伸ばしたいと思っているひと

 

 

 

 

天才と才能は似て非なるもの

結論からいってしまうと、天才は、神から与えられた能力。才能は、個人の努力によって能力を伸ばして尖った部分のことを指します。

 

「私には才能がないから」、「もっと才能があればな」などを誰しも1度はしたことがあると思います。

 

この場合に使われる「才能」のニュアンスは、「持って生まれた能力」といったことになる人が多いですよね。 日本国語大辞典を引くとこの意味に近いものがでてきます。

実際に『日本国語大辞典』を引いてみたところ「生まれつきの能力。また、その働きのすぐれていること。才幹。」一方、『大辞林』を引いてみたところ「物事をうまくなしとげるすぐれた能力。技術・学問・芸能などについての素質や能力。」と書いてありました。

 

しかし、「才能」の「才」を『大辞林』で引いてみると尖ったという意味合いを持ちます。

 

このような捉え方をすると、「才能」は尖った部分の能力と定義することができますね。

 

これまでぼくたちが使っていた「才能」という意味は、天から与えられた特別な能力、つまり天才という言葉がニュアンスとして当てはまるのではないでしょうか。

 

尖った部分の能力を才能とするならば、才能は素質ではなく努力で手に入るものということになるますよね?

 

自分の能力を努力で伸ばしていった結果が、才能であるわけですから。

『広辞苑』で「才能」を引いてみると「才知と能力。ある個人の一定の素質、または訓練によって得られた能力」とありました。

 

ということは、才能は努力の結果であってはじめから才能があるひとなんて存在しないことになります。

 

才能は結果論

 

つまり、秀でた能力やスキルのことを才能というわけです。

重要なのは、才能には生まれた時から備わった、という意味が含まれてないってことですね!

 

だから、才能は誰でも持つことができるごく当たり前のもの。

 

自分のいま持っているスキルや能力を少しだけ人よりも優れたものにする、磨くことでどんな人でも才能をもった人になれるってことです!

 

以上ような定義を『才能の正体』では才能と呼んでいます。

 

どうですか?才能に対する印象が変わってきませんか?

自分も才能を持ちたい!って思ったりしませんか?!

 

誰かができると「できる人」が増え

本書では、才能の伸ばし方を 第2章「能力」を「才能」を説明してくれてます。坪田信貴さんがこれまでの個人塾経営で培ってきたノウハウです。

 

その中の1例で印象に残ったていたのが、誰かができると他にもできるひとが出てくるという部分です。

 

誰かができると、できるひとが増えてくる。 確かに!!と思いました。

『才能の正体』では、フィギュアスケートの4回転ジャンプを例に出して、この考えを説明してました。

 

誰かが4回転ジャンプに成功したらとたんに他の選手も4回転が飛べるようになるということです。

誰かが成功すると、やらない理由できない理由を探すことがなくなり諦めることなく挑戦する人が出てくるからですね。

 

才能としようとしている能力が、誰か他のひとがすでに身につけていたとしたら自分も才能を身につけれることになります!

 

最近では、大谷翔平が2刀流を成功させてからTVメディアで2刀流を推すようになってきました。

今年もドラフト会議で中日ドラゴンズにドラフト1位で入団した根尾くんも2刀流を目指したら、できるのでは?ってことですね。

 

 才能を伸ばすには、どうしたら良いの?

 

本書は『才能の正体』というタイトルですが、単に才能とはなにか?のような解説だけで終わってるわけでは ありません。 第2章「能力」を「才能」へでは、

  • 守破離を意識しよう
  • 他人の行動を完コピしよう

などなど、才能の伸ばし方がいろいろと紹介されててます。

 

気になる人はぜひ読んでみてください。

 

 

才能の捉え方を変えて、自信を持って行動しよう

本書を読むと、才能の捉え方に変化が起きます。

才能の定義を天才から努力によって尖った能力部分と考え直して、自分の才能を伸ばすためには何をすればよいか?を考えれるようになります。

 

何をすべきかがわかれば、あとは行動あるのみですね!!

 

みなさんも、『才能の正体』を読んでモチベーション上げて、どんどんやりたいことや伸ばしたいことをやっていきましょう!

 

 

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