みなさん
こんにちは。マエコウです。
今回紹介する本は、待ちに待った東野圭吾さんの最新刊!
『沈黙のパレード』です。
容疑者Xの献身、真夏の方程式、聖女の救済に続くガリレオシリーズの長編大作になります!
2週間に1回ぐらい #東野圭吾 の最新刊Amazonで検索してたけど、ヒットしないから見逃してた!!
— マエコウ@読書のつぶやき (@maeko_engine) October 11, 2018
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『沈黙のパレード』のあらすじ
蓮沼寛一により殺害された並木佐織。彼女の死を悲しむ、町の人たち。そして、彼女を愛する人々が蓮沼寛一に復讐心を燃やす。殺害事件と復讐劇が複雑に絡み合うトリックを刑事の草薙、内海、ガリレオ湯川学が解決していく。
これが話しの大筋です。
帯のあらすじも載せておきますね!
突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は? アリバイトリックは?
テーマは黙秘権
東野圭吾さんの小説は、ストーリーを通じて毎回違った社会問題を取り扱ってくれるので、読んでいて飽きないですね。最新作の『沈黙のパレード』では黙秘権をテーマにしています。 上で引用したあらすじで、
証拠不十分で釈放されてしまう。
という部分があります。
犯人の蓮沼寛一が証拠不十分で釈放されてしまうのは、黙秘権を彼が行使し続けるたから、という大きな理由があります。
草薙を始めとした刑事たちの尋問に対して「黙り込む」もしくは「よく覚えていない」と応え続けるってことです。
え?そんなの設定としてありなん?と僕は思いましたが、 本作を読みながら、「なるほど。」と納得しました。
この黙秘権を巧妙に操り難を逃れ続ける黙り込む男こそが、今作の重要人物である蓮沼寛一なんです。
一体どういうことなのか?と気になる人は、『沈黙のパレード』読んでみてください!
『沈黙のパレード』は現代のオリエンタル急行殺人事件だった
本作で注目してほしいのが、彼女を愛していた人々が犯人に復讐をするという点です。
これは、本の帯にも書かれていましたね。
これを見たときに、オリエンタル急行殺人事件を思い出しました!
オリエンタル急行殺人事件というのはオリエンタル急行電車で、ある殺人事件が起き、それを探偵が解決していくというtheミステリーです。
殺害事件の犯人は、実は乗客のほとんど全員で被害者1名に対して乗客たちが恨みを持っていた。そして、加害者全員が協力して殺害事件を起こした、という話でしたね。
2017年に映画化された際に、鑑賞したのでよく覚えてます。
『沈黙のパレード』も話の序盤で、殺害された並木佐織に関わる登場人物たちが蓮沼寛一に恨みを持ち、復讐として殺害計画をたてることが明らかになります。 この復讐劇が、オリエンタル急行殺人事件に酷似しています。
実際に本作を読んでいくと、オリエンタル急行に触れるシーンがあるので東野圭吾さんもオリエンタル急行殺人事件を意識していたのではないでしょうか?
『沈黙のパレード』とセットで読んでほしい小説
本作の中盤から終盤にかけて、容疑者Xの献身の匂わせるシーンがありました。
なので、もし容疑者Xの献身を読んだことがない方は読んだほうがより、本作を楽しめます。
容疑者Xの献身は、映画にもなってるのでそちらもで良いですね!
また、本作はどこかオリエンタル急行殺人事件をオマージュしてるとぼくは思っています。
そのため、オリエンタル急行殺人事件も本で読んだり映画で見たりしておくことをおすすめします!
以上2作品のストーリーを知っておくだけで、『沈黙のパレード』の楽しさ、面白さが倍増しますよ!
ぜひ、どの作品も買って読んでみてくださいね! 以上マエコウでした。