どうも、マエコウです。
今回感想を書いていく本は、こちら!
『APIエコノミー 勝ち組企業が取り組むAPIファースト』です。
- ビジネス的な側面からAPIの全体像を知りたい人
- API取引所の概要を知りたい人
- 『APIエコノミー』を買うかどうか悩んでいる人
- 『APIエコノミー』を読む前にAPIのイメージを持っておこう!
- APIが初耳でも問題なく読めます!
- APIという商品で商売ができるかもしれない
- API取引所の考え方を知りたいなら『APIエコノミー』は買い!
- 個人レベルでの販売は難しいのではないか
- APIはぼくたちの生活に欠かせないもの!
『APIエコノミー』を読む前にAPIのイメージを持っておこう!
突然ですが、APIってみなさんは聞いたことがありますか?
IT業界にいる人なら必ず耳にするワードですよね。
APIは、アプリケーション・プログラミング・インターフェースの略称で、その役割を簡単に言うと特定の機能を外部のアプリケーションから呼び出すためのインターフェースです。
例えば、食べログを思い浮かべてください!
みなさんが食べログでお店を検索して、「このお店いいなぁ」と思ったとしましょう。
その後何を確認しますか?値段や営業時間等も調べますが、場所を調べますよね?!
その時に意識せずに食べログの画面に埋め込まれているグーグル・マップを見ているはずです。
なぜ食べログからGoogleが開発したはずのグーグル・マップを利用できるかというとAPIのおかげなんです。
つまり、食べログという外部アプリケーションがAPIを通してグーグル・マップを呼び出しているということなんです!
なんとなくイメージつきましたかね?
このように、特定の企業が持っているサービスや機能を外部にAPIとして公開することで、別企業も同様の機能をAPIを通して使えるようになるんです。
APIが初耳でも問題なく読めます!
『APIエコノミー』のメイン部分は、API取引所の役割を知ることにあります。
ただ、APIがどんなモノなのか?僕たちの生活にどのように活用されているのか?を知らないとイメージがしづらいです。
なので、本書は
- APIってなに?
- APIはこんなサービスに使われている!
- API取引所とその今後
という構成になってます。
なので、APIって言葉を知らなくても全く問題なく読むことができますよ!
APIという商品で商売ができるかもしれない
この記事の初めにAPIの例としてグーグル・マップを出しました。
ここで考えてほしいのですが、このグーグル・マップを利用するAPIは「無料」でしょうか?「有料」でしょうか?
実はこのAPI無料で利用できたんです。
最近になってやっと有料化の話が出てきたぐらいです。
(無料枠があるので、現在も事実上無料で使えてます。)
こんなに役立つAPIが無料ってちょっと考えにくいですよね笑
このような観点から、APIを有料化してそこに経済圏を作ろうという試みがあります。
API取引所の考え方を知りたいなら『APIエコノミー』は買い!
現段階では、ポピュラーになっていないAPIエコノミー。
情報感度が高い人しか知らないのではないでしょうか。ぼくは一応エンジニアが本職なのでAPIを使う側ですが、ビジネスとしての観点でAPIを見たことがありませんでした。
もちろん本書を読んでから、APIエコノミーというものがあることを知りました。
APIを知っているけど、ビジネス的側面から捉えたことがない人や、APIの全体像を知りたい人にはおすすめしたい1冊ですね。
個人レベルでの販売は難しいのではないか
『APIエコノミー』、API経済圏を作ろうとしているのがAPIバンクというサービスです。
自分で使いたいAPIを検索して利用することができます。
例えば天気と入れると、その日の天気予報をゲットできるものがでてきたりしますね。
APIの経済圏となると、エンジニア個人が開発したものを販売できそうに見えてしまいますが、現状はまだ厳しそうですね。
個人が作るAPIには、スケールに限界がありそうですし、それもお金を払って買う企業や個人はいない・・・・
APIをCtoCで販売するという未来は、僕の目にはあまり見えてこないですね。
個人が趣味レベルで作るものはネットで無料公開されていることがほとんどですし、個人レベルでビックデータが扱えるにはまだまだ先な気がしてます。
けど、企業間のAPI販売は各企業が持つビックデータとともに有料販売できる可能性が高いです。
APIはぼくたちの生活に欠かせないもの!
詳しくは本書『APIエコノミー』を読んでもらいたいですが、APIは僕たちの生活のあらゆるところに溶け込んでいます。
例えば、マネーフォワードなんかは各金融期間が提供してるAPIがなかったら、この世に生まれてこなかったアプリケーションなんですよね。
マネーフォワードのユーザーからすれば、APIが使えなくなったらマネーフォワード経由でクレジットカードの利用状況も銀行口座の残高すら確認できなくなってしまいます。
APIはインターフェースと名がつくようにサービスとサービスをつなぐ橋渡しです。
現代のようにITなしで生きていけない時代には、APIが僕たちの生活のベース!と言っても過言ではないですね。
APIエコノミーという言葉が気になる人は一読して見る価値はありです!
以上、マエコウでした。