みなさん
こんにちは。iphone8の発売を今か今かと待っているマエコウです。
9月にリリース予定らしいのでワクワクしますね。約2年使っているiphone6 Plusが劣化し始め、2年契約切れるのでNew iPhoneをゲットしようとしてます。
さて、今回紹介する小説は、本屋でみつけて「これは面白そう!!」と一目惚れしたものです。
それがこちら『チャップリン暗殺指令』著:土橋章宏
- 『チャップリン暗殺指令』のあらすじと登場人物について
- チャップリン暗殺計画は事実だった?!
- 主人公津島新吉の喜怒哀楽が楽しみポイント
- 著者の土橋章宏さんについて
- 『チャップリン暗殺指令』のブックデザイン
- 今日の本から見たセカイ
『チャップリン暗殺指令』のあらすじと登場人物について
まずはあらすじの紹介です。
昭和7年(1932年)、青年将校が中心となり、クーデターを画策。純朴な青年・津島新吉は、帝国ホテルに滞在していた喜劇王の暗殺を命じられた。
主な登場人物は、主人公で青年将校の津島新吉、新吉が恋心を抱く里子そしてチャップリンへの弟子入りを狙っている柳の3名です。
個人的に3番目の柳がとても良いキャラをしていて好きです。大変なお調子者で津島新吉のお金でキャバクラに行き、お酒をガバガバ飲んだりします。
けど、心の芯は熱い人物で本書の至るところで、チャップリンに対する熱い思いや弟子入りするというでかい夢を語る思想家でもあります。
チャップリン暗殺計画は事実だった?!
土橋さんの『チャップリン暗殺指令』は5.15事件(犬養毅暗殺事件)を背景に話が進んでいきます。
本書を読んで、5.15事件をwikiで調べたときにびっくりしたことがありました。
それが、5.15事件時にチャップリン暗殺計画が本当にあったようなんです笑
事件の前日にはイギリスの喜劇俳優のチャールズ・チャップリンが来日し、事件当日に犬養首相と面会する予定であった。また「日本に退廃文化を流した元凶」として、首謀者の間でチャップリンの暗殺も画策されていた。しかし当日チャップリンは思いつきで相撲観戦に出掛けた為に難を逃れた。
本書の内容そのまま!チャップリンが相撲観戦で暗殺を免れるシーンがあります。
いや~知らなかった~。この歴史的事実を知った上で、読むのと知らない状態で読むのとでは読了後の感じ方も違ってくると思います。
ぼくは知らなかったので、小説という世界に没頭してました笑
「チャップリンは5.15事件時に暗殺されそうになった」を知っただけでも、この本を読んだ価値がありますね!
なお、5.15事件についてより詳しく知りたいひとはこちらのサイトへ。
主人公津島新吉の喜怒哀楽が楽しみポイント
チャップリンを津島新吉は暗殺できるのかどうか?に本書はハラハラするのですが、個人的な推しポイントは津島新吉の感情変化です。
青年将校としてそして日本のためにも、チャップリン暗殺を果たさなければならない使命感にかられるとき。柳がチャップリン好きだと知り暗殺を躊躇するとき。里子に夢中になり使命感を忘れてしまうとき。
その1つ1つが喜怒哀楽に溢れていて、笑ってしまう部分もあればしんみりとする部分もあります。
著者の土橋章宏さんについて
土橋さんの本をぼくは本書ではじめて読みました。
【チャップリン暗殺指令/土橋 章宏】初めて土橋さんの作品読んだ。話のスピード感あって好きだし、チャップリン暗殺という設定も好き^ ^ → https://t.co/YO9oJqBIGl #bookmeter
— マエコウ (@ibn_shahr) 2017年8月11日
スピード感ありで好きなストーリー展開だったので、他の作品もチェックしていきましょう。
他の作品で有名なのは、『超高速!参勤交代』があるようです。
こちらの『超高速!参勤交代』も日本史と関係ありそうですね。
歴史小説を柔らかく書いて、読みやすくしてくれるのは、ぼくとしてはとてもありがたい。
歴史小説をこれまでほとんど読んでこなかったので、新しい世界が広がりそう!
1966年、大阪府豊中市生まれ、関西大学工学部卒業。「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞受賞。
2013年に同作の小説『超高速!参勤交代』で作家デビュー。同名映画で第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。他の著書に『スマイリング!岩隈自転車 関口俊太』『駄犬道中おかげ参り』など。
『チャップリン暗殺指令』のブックデザイン
Amazonoの書影ですでにインパクトがあります。
チャップリンの『キッド』という映画のポスター?をモチーフにしているようですね。
暗殺指令というタイトルですから、すでにチャップリンの頭が撃ち抜かれています。
背表紙はチャップリンを黒塗りして、撃たれている部分を血を表現して赤にしてますね!
カバーを外すと以下のように、真っ赤です。
ここで思ったのですが、チャップリン関係の本って赤色を使うのが一般的なのでしょうか?
昔に『チャップリンとヒトラー』という本を読んだことがあるのですが、そのときもカバーも表紙も赤色だったんですよ。
こんな感じ。
こっちが表紙。『チャップリンとヒトラー』はチャップリンの独裁者という映画にフォーカスをあてていました。なので、カバーを外すとヒトラーの「コスプレ」をしたチャップリンがでてきます。
赤狩りと関係があるんですかね?
今日の本から見たセカイ
喜劇王殺害は成功するのか?『チャップリン暗殺指令』感想!はどうでしたか?サクサク読める歴史小説なので、ぜひ読んでみてください。
- 津島新吉の心の波に大注目!
- 5.15事件で本当にチャップリンは暗殺されそうになった
- チャップリン関連の本は赤色が基本!?
以上、マエコウでした・ω・