みなさん。
こんにちは。マエコウです
今回紹介する本はこちらですね。
日本人の食に対するこだわりは半端ないですからね。
この本読んでちょっと食品周りの知識を深めようかと。
まずは本書の始まりは押さえてほしい食品の嘘を見抜くための基礎知識を紹介しています。
・食品の嘘を見抜くための基礎知識とは?
1.安全な食品と安心な食品の言葉の違いについて
2.安全と安心で起こる風評被害について
3.怖がりすぎてリスクの大きい方をとってしまうことについて
4.リスクとは量である
特にリスクは量で測らないといけないといのは身を持って感じますね。
○○が危ないとかリスクが高いってどれほどの量を食べたら危ないとか
何と比較してどれほど危ないとか
その数値や比較対象がないと信憑性がガクッと落ちてしまうのはよくあること。
3.11の時も同じようなことが起きてましたね。
ベクレルだのシーベルトだの。
新しい単位が出てきた時は量に意識を持って正しい知識メガネを通して意見が言えるとかっこいい!!
この辺りはこの本が分かりやすい
- 作者: 中川恵一,寄藤文平
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2011/05/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・添加物の役割
食品添加物の最も大きな役割は何か?
聞かれて答えれる人はそんなにいないかと思います。
近年、除け者扱いされる食品添加物ですが、実は
食品添加物は食中毒菌の繁殖を抑える役目があります!!
無添加の食べ物が数年前から流行しておりますが、それはある意味でリスクをとっていることになりますね。
先ほど、食品の嘘を見抜く基礎知識として『リスクは量』であると書きました。
無添加の食品を口にするということは食中毒になる可能性を/確率を大きくしていることになります。
添加物を使っていないので安全ですと聞くと
その対偶である
安全でないものは添加物を使っていると勝手に人間は判断してしまいます。
対偶関係は常に真偽は一致するためです。
・BSEの安全とは?
2004年に流行したBSEは日本ではほとんど感染が見られませんでした。
その理由の1つとしてメディアは日本では牛の全頭調査を行っていると報じていました。
ただここで衝撃事実です。
全頭調査でBSE感染牛と健康な牛を分け隔てることはできないのです。
BSEに感染した牛を捌くには主に2つの処理がなされます。
1.対象となった牛の脳の該当部分を切除する。
2.BSEの原因となった餌を与えることをやめる。
なんとまぁ、脳を切除ってグロテスクすぎますね。
そしてBSEの原因の一つに餌があったとは・・・・・・。
・危ない食品の正体
危ない食品を言い換えると
『怖いと思う食品』になると筆者は言っています。
確かに納得しました。
なんだか体に悪そうな食べ物って恐怖感から食べないですもんね。なるほど。
馬刺しとか刺し身とかを食べるのが怖がっている人多いですしね。
これは衛生面がかなり大きく恐怖感に影響しているのではないかと思います。
そこで本書で登場したのが
HACCPという衛生管理法です。
HACCPで最も重要な考えは
食中毒菌を
『増やさない』
『殺す』
『つけない』
という3つです。
本書ではこの3つの考えに沿って普段の私たちの生活に関わる食生活の危険性にせまっています。わかり易い例が焼き肉ですね。
たまに焼き肉のナマニクをトングではなく直箸で取る人がいます。
もうこれはHACCP的には完全にアウトです。
ただでさえナマニクには食中毒菌がたくさにいるのにそれを直箸でなんて
食中毒菌を直箸にべっこり『つけてる』わけです。
・健康食品のマーケティング
3章では健康に良い食品ん売られ方について苦言を呈しています。
健康食品を紹介するときに特にテレビ番組では
◯◯の食品は悪い→だから、弊社のこの食品を食べたほうが良い!
なんて流れで紹介されてませんか?
この手法をマッチポンプというそうです。
まぁ怪しい食品を売っている会社が多くて、そんな会社に騙されていないためにも意識しておく考えが4つあるので押さえておくと便利!
怪しい食品のシグナル
1.マッチポンプで売ってくる
2.超科学的な効能を謳ってくる
3.芸能人などのサクラがいる
4.お試し期間がある
5.通信販売である
これさえ抑えておけば騙されてないこと間違いなし!!!
総評
個人的には食品添加物はできるだけ取らない生活をしていた。なぜかと言うと体に悪そうだから。
対偶の話で
添加物を使ってないので安全です。
安全でないものは添加物を使っている。
まさにこの感じで食品添加物についてそこまで深く調べずに食判断をしていました。
ここは折衷案がいいでしょう。
バランスよく取捨選択してモノを口にすれば良いのでは?
あと、HACCPという基準があるのは面白かったですね。
この基準を知っておけば普段の食生活でも食中毒菌に対する意識変化が起きますね。
普段口にする食べ物だからこそ、その知識をつけておくとは必須。
なのでぜひこちらの本を読んでみてください。
終わり