『2%のエース思考-あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか』の書評を書いてみた。

みなさん

こんにちは。マエコウです。

 

先日、健康診断に行ってきました。

 

健康診断で一番苦手なのが・・・・・注射ですよね

注射自体は怖くないのですが、血液検査で血液を抜かれている感覚になれないのです。

これって、つまり注射が苦手と同義なのでしょうか?

 

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では、本題に移りましょう。

 

本日紹介する本はこちら。

 

タイトル:『2%のエース思考-あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか?』

著者:小杉俊哉

出版社:ワニブックス

出版年:2015年8月1日

 

2%のエース思考 - あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか? -

2%のエース思考 - あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか? -

 

 

 

どこかのコミュニティに入る時に必ずと言っていいほど意識するのが【同期】

中学生、高校生、大学生であればサークルや部活でのレギュラー争い=同期争いになるのだろう。

 

ただ、それ以上に同期を意識してしまう?のが

入社した会社の同期である。

 

社会に出れば皆平等にチャンスが回ってくる!!と僕も入社前は思っていた。

現実はきびしい。平等なんて言葉は大人の社会にはないのだ。

同期の中でチャンスが巡ってくる人、それは仕事ができるやつ。

つまり、

エースだ。

 

気づいた時には遅く、同期は自分よりもすぐ結果を出し、昇給し、昇格していくのだ。

これほど嫉妬や劣等感が生まれる瞬間はないのではないか。

 

だから、

同期という枠組みから一歩抜ける。群を抜くために・・・・。

エースになるための思考を学ぼう!!

僕らは無知なのだから。

 

本書総括

 

論点

・同期の中で埋もれずエースになるための基準とは?

 

この問いに対して

著者は大きく次の4点を柱と考えている。

 

1.エースはどういった人生を送っているのか?

-自律した人生を送っているはずだ。

-コンプレックスをアドバンテージと考えている人生を送っているはずだ。

-週末に新しいことにチャレンジし続ける人生を送っているはずだ。

-幸運、不運の波を感じ取る人生を送っているはずだ。

-才能や環境に左右されない人生を送っているはずだ。

 

2.エースはどういった働き方をしているのか?

-何事にも妙味を持って働いているはずだ。

-must案件だけでなくwill,canの仕事まで手を出しているはずだ。

-リーダー像に固定観念を持っていないはずだ。

-学び続けているはずだ。

 

3.エースはどういった仕事術をもっているのか?

-whyを5回繰り返して問題の核心に迫っているはずだ。

-何が問題なのか?と問題発見に重点を置いているはずだ。

-ポジティブ・アプローチを活用しているはずだ。

-直感と論理を使いこなしているはずだ、

-自分をあえて追い込み仕事の効率を上げているはずだ。

-Quick&Dirtyの考えを使いこなしているはずだ。

4.エースはどのようなコミュニケーションを取っているはずだ。

-エレベーターピッチを意識しているはずだ。

-うまい叱られ方をしているはずだ。

-合わない上司とうまく付き合っているはずだ。

 

エピソード

 

本書で僕が痛感したことがある。

それは

Quick&Dirty

という考えが僕には薄かったことだ。

 

Quick&Dirtyとは

直訳で

速くて雑。

 

社会人の方であれば、

まず間違いなく経験するのが納期締め切りギリギリに仕事を終えることだ。ここで終わるとは上司に何かしらの資料なりを提出することを指しているが、この場合上司はどう考えるかを想像して欲しい。

 

きっと、こう思うはずだ。

納期ギリギリに提出したということは

時間をかけて作ったこと。

つまり

完成度が高いはずだ

上司は考えるということ。

 

さぁ、ここで完成度が高い人は少数であろう。

(完成度の低さに上司からおそらく説教をくらうはずである・・・・・戒め。)

 

では、どうすればいいのか?

そこでQuick&Dirtyである。

 

例えば

仕掛りの仕事をしている時に、上司から頼まれごとで明日の夕方までに資料を作れと言われたらどう対応すべきなのか?

エリートはこうだ。

・頼まれごとの概要は何か?

・必要な資料は何がありそうか?

・何時間ぐらいかかりそうか?

をザッとイメージしてメモに残しておく。

 

そして

できるかぎり速く全体の骨格、シナリオ、課題仮説を作って上司にメールで流すのだ。

おそらく、上司は翌朝チェックをしてフィードバックを僕達に与えてくれることだろう。さらには、進捗を確認できて上司は安心感と僕達への信頼感を増幅させるだろう。

 

ここでポイントなのはあくまでもDirtyであること。

完成度としては6割が理想、5割、4割でも良いらしい。

 

ここで面白いことが起きる。

結構な確率で、その4割の完成度のもので完了してしまうことすらあるのだ。上司が、知りたかったこと、方向性を満たしていて、大体の感触が掴めれば、それで十分ニーズを満たしてしまう、ということなのだ。

あるいは、あとこれプラスして、この点だけ追加しておいてくれ、ということになって、夕方どころか午前中に済んでしまうかもしれない。

(中略)

仕事は、最速か最高、のどちらかでなければならないのである。

 

 

 

著者について

著者の小杉俊哉さんは1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、NECに入社。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。マッキンゼー、ユニデン人事総務部長、アップルジャパン人事総務本部長後独立。

現在は、慶應義塾大学SFC研究所上席所員として働いている。

一見するとエリート街道を歩んできたように思えるが、実は全くの逆だ。

幼稚園から小学校時代は父の酒乱や借金の取り立てで大人の怒声に震えていたそうだ。

中学時代は父が交通刑務所に入り不在。高校受験は失敗して二次募集でなんとか高校に入学。

大学受験時も現役では合格校は無し。ビジネススクールでは予備校から偏差値30、合格可能ゼロと言われた。

まさに

底辺の2%だった。

 

想定読者

メインは入社1年目から3年目だろうか。

同期の存在を意識して群を抜きたい。野心に溢れている人に読んでもらいたい。

また、仕事に追われ仕事を楽しめていない人にも読んで欲しい。(実際自分もここに該当する?)

 

土日を使えばすぐに読み切ることができるだろう。本書に書かれているコトどれか1つでも行動に移すことで

僕達の社会人生活が一変することだろう。

それぐらい破壊力のある本である。

 

セットで読んでみてほしい本

 

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