みなさん。こんにちは。マエ☆コウです!
今回も2016年直木賞候補の作品を1つ紹介しました!
2016年直木賞候補の作品の感想を知りたい方!
2016年直木賞候補の作品はどんなか?を知りたい方
直木賞候補でどの作品を読んだらよいか悩んでいる方にはオススメの記事となっています。
さて、今回紹介する直木賞候補はこちら!
垣根涼介『室町無頼』です!
『室町無頼』のあらすじ
舞台は、応仁の乱前夜。戦国時代の幕開けまじかという時代。
Amazonのあらすじは以下
腐りきった世を変えてやる。前代未聞のたくらみを一本の六尺棒で。超絶クールな大傑作エンタテインメント。応仁の乱前夜、富める者の勝手し放題でかつてなく飢える者に溢れ返った京の都。ならず者の頭目ながら骨皮道賢は権力側に食い込んで市中警護役を任され、浮浪の徒・蓮田兵衛は、ひとり生き残った用心棒を兵法者に仕立てようとし、近江の古老に預けた。兵衛は飢民を糾合し、日本史に悪名を刻む企てを画策していた……。史実に基づく歴史巨篇。
と、Amazonサイトから上のあらすじをコピーしようとしたところ
文芸評論家の末國善己という方の簡単な書評が載っていました!
こちらも簡単に引用しておきます。
牢人の子として京近郊の村で極貧生活を送っていた才蔵は、15歳で天涯孤独となり京に出た。自己流で棒術の鍛錬をしていた才蔵は、腕を見込まれ土倉(金貸し)の用心棒になる。その土倉を、京の治安維持を任されているが、実際は悪党の骨皮道賢が襲う。道賢は最後まで戦った才蔵を気に入り、借金に苦しむ農民の相談役をしている蓮田兵衛に引き合わせる。ここから才蔵の運命は大きく動き出し、兵衛に棒術の老師匠を紹介され、油断すれば死ぬ危険もある過酷な修行を始める。
上手くまとめ過ぎて、書評ブロガー涙目ですね。さらに、コンパクトにまとめると以下のようになります。
牢人の子として生まれた才蔵(主人公)が、京の治安維持リーダー道賢の元で修行をして室町中期にかけて活躍。その修業・活躍の中で、才蔵が無頼の発想に目覚めていく。そんな物語です。
無頼ってどういう意味?
ぼくは『室町無頼』を読んではじめて無頼という言葉の意味を知りました。
Google先生で検索をかけたところ
無頼とは。
1 正業に就かず、無法な行いをすること。また、そのさまや、そのような人。「無頼な(の)輩 (やから) 」
2 頼みにするところのないこと。
あまり良い意味ではないですね。
しかし、この無頼の考え方こそが『室町無頼』の中で才蔵の成長を促していくことになります。
『室町無頼』ってぶっちゃけ面白いの?
SNS上の評判とぼくの感想を簡単に。
SNS上ではかなりの評判が!直木賞は『室町無頼』との評価も
@mayuyu_318 室町無頼(垣根良典/新潮社)、読み進める。
— まゆゆ (@mayuyu_318) 2017年1月9日
事を成すため、敢えて部下(??)過酷な修行へ出すこととなったが、その修行が凄い。座学では決して学ぶことが出来ない、我武者羅だからこそ得られるものがある。正に真理。ストーリも面白いが、この本は人の本質を描いている。
座学では決して学ぶことができない。良いですね。
2冊目。直木賞候補。歴史物は、筋がわかりやすい。その一方で、人間味や格言的なものは、かなり出てくる。まだ途中だが、登場人物にひきこまれちゃうな。新学期までに読み終わるだろう。小説のある生活◎だ。
— たぶん (@Sumito821) 2017年1月7日
垣根涼介 『室町無頼』 | 新潮社 https://t.co/J3hl336I6n
歴史物は日本史が好きな人にはかなり胸に刺さってきます!
「室町無頼」垣根涼介 おもしろかったー 皆かっこいー
— あでり (@aderi43) 2016年12月27日
殺してもよかった。
が、その健気さについ苦笑した。殺すでもあるまい。
殺してもよかった。なんのことでしょうか?
『室町無頼』が読みたくなってきますね。
『室町無頼』垣根涼介著。史実にある数行の事柄を思い切り膨らませた時代物戦いドラマ。痛快な男たちが閉塞の世に一揆という矢を放つ。才蔵の苛酷な成長の過程や一揆を起こすまでの壮大な計画、男たちの命を賭けた目的は口火となり後世に続いていく。お互いを認め合いながら戦う駆け引きは読みどころ。
— みょんみょん 本の感想文 (@1110Eriko) 2017年1月5日
確かに、登場人物たちの駆け引きは手に汗にぎります。
日本史好きじゃないと『室町無頼』は読むのがつらい
これがぼくの率直な感想です。
SNS上にあがっている感想にもかいてありましたが、歴史小説は日本史が好きで日本史の基礎知識があるひとにとっては相当読みやすい小説になりえます。
しかし、ぼくのような日本史にそこまで精通していないひと、もしくは歴史小説に読み慣れてないひとが手をだすと痛い目にあいます。
ぼくのように。
【室町無頼/垣根 涼介】え?これ面白い?笑日本史にあんまり興味がわかないからなぁ。 →https://t.co/pWxjRutTVb #bookmeter
— マエコウ@読書のつぶやき (@maeko_engine) 2017年1月6日
日本史好き、歴史小説を読み慣れてるひとにはオススメできる
逆に、日本史が好きとか歴史小説を読み慣れてるひとには最高の1冊になりえます。
SNS上の評判がそれを証明しています。
もし、読者の方で当てはまるひとがいればぜひ、買ってみるのが良いですね!
『室町無頼』のブックデザイン
歴史小説というと、固いイメージのブックデザインを想像してしまいます。『室町無頼』は歴史小説であるにも関わらず、読書に慣れてないひとにも手を取ってもらいやすくするためPOPさが目立ったカバーになってますね。
こんな感じです。
裏もしっかりとデザインが行き届いています。
カバーを外すと、まさに歴史小説感がでますね笑
今日の本から見たセカイ
2016年直木賞候補!『室町無頼』の感想。日本史好きにオススメ?!はどうでしかた?
日本史好き、歴史小説好きにはかなりオススメできると思うのでぜひ手にとってみてください。
今日の『室町無頼』から見たセカイ
- 無頼の意味を噛み締めて読もう
- 日本史好きなら『室町無頼』はオススメ!
- 歴史小説好きにも『室町無頼』はオススメ!
よかったら、はてなスター、はてなブックマーク、読者登録よろしくお願いします!
以上マエ☆コウでした。
関連記事