みなさん。こんにちは。流行にはとりあえず乗っかるマエ☆コウです!
みなさん、ハワイのオアフ島には大型書店がたった1つしかないんですよ!!
その書店がこちら。
バーンズ&ノーブル書店!
(英語表記:Barnes & Noble)
ハワイオアフ島のアラモアナショッピングセンターにある唯一大型書店。
マエ☆コウさんが行かないわけがない!
ということで、今回はハワイオアフ島唯一の大型書店バーンズノーブルを訪れてきました。
バーンズノーブル書店を見ながら、日本の本屋もとより日本の出版・書籍業界の問題点を考えましたので、3つに分けて書いていきます。
ブックデザインにもっとこだわりを持ったほうが良い
ブックデザインに関しては、海外の書店の方がデザイン性が豊富だな、と言った印象です。
特に、目を張ったのがこちらのブックデザイン。
左上の『H2O』という本。
よく見ていただくと、本に焼け跡が・・・・。
焦げ目のあたり。
こんなデザイン日本でみたことないですよ!
しかも、こんなブックデザインの本がベストセラー!
素晴らしいのひとこと。
別の本棚をのぞいてみましょう。
普段見ない、海外の本だからというバイアスが多少かかっていますが、それを差し引いても、日本の本よりもブックデザインが作り込まれています。
なんでしょうね?
全体的にカラフルなのが好印象の原因でしょうか。
本はタイトルが重要なのはもちろんですが、ブックデザインも購入するきっかけの1つです。
そのブックデザインが多種多様な海外の書店は見るだけでも興奮します。
何より、手に取った時のワクワク感が全然違いました。
洋本なので、内容がぱっと分からないにも関わらず手にした瞬間にドキドキするのはブックデザインによるものが多いですね。
一方で、日本の本を眺めてみるとどうでしょか?
講談社現代新書、岩波新書などなどシリーズ物はタイトルによらず、すべてデザインが統一されてしまっています。
講談社 現代新書トップページ|講談社 現代新書|講談社BOOK倶楽部
また、文庫本になると一気にブックデザインがしょぼくなる本もあります。
ハードカバーや単行本でもブックデザインが単純で、もったいない本が日本には溢れています。
日本の出版社が作っている本の中でブックデザインを見ただけで、心が躍る本がどれだけあるでしょうか?
ぼくは1年間に数百冊も本を購入しますが、ブックデザインだけで心がワクワクする本は年に10冊あるかないか。
出版コストを考慮すると力を入れづらいのは分かっていますが、ブックデザイン好きとしては、出版社にはもっと本1冊1冊ブックデザインに、もっとこだわりをもってほしいですね。
再販売価格維持制度で売り方のバリエーションが少ない
メリットもデメリットもある再販売価格維持制度。
バーンズノーブルで、日本の大型書店ではまず見ることのできない光景がありました。
それがこちら!
本にバーゲンシール!!
衝撃というより、新鮮な感覚!
本をバーゲンするなんて日本の大型書店ではできない!
さらに、レジ近くの本棚にはこんなシールもありました。
みんなが大好きfreeの文字!!
いわゆる、2冊買ったら3冊目無料!スーツのAOKIスタイルの販売。
新しい本の売り方がバーンズノーブルには広がっていました。
日本ももっと、本の売り方にバリエーションがあると面白と思うんですよぇ。
ただ、本を仕入れて本棚にきれいにならべて、POP作ってお客さんの目に入るようにする。
それだけじゃ、つまらなくないですか?
現に、普通の本屋とは違うった売り方をする本屋って話題になったりしてるじゃないですか?
思いきって大型書店もメディアが食いつくような本の売り方をしてみれば良いんですよ。
そしたら、もっと書店業界も盛り上がってメディアの注目の的になるかもしれません!
カフェ併設を当たり前にすべき
本に興味があるひとはもちろん、本に興味がないひとが本に触れる機会を増やすためにもカフェの併設は絶対ですね。
カフェと本って相性が抜群だからこそなおさらのこと。
実際に、バーンズノーブルは中にスターバックスが併設しています。
バーンズノーブルで本を買ってすぐにスターバックスで集中して読書を楽しめるわけです。
本を購入した時の気分そのまま、読書にのめり込める。
これはまじで大事!
世界の美しい本屋という本に世界中の本屋が紹介されていますが、カフェ併設がされている本屋が多くありました。
カフェの併設がさらに本屋をオシャレにして、本屋という空間を贅沢なものにしてる良い例です。
日本でも最近カフェと一緒に本を売るスタイルが流行りつつありますね。
最近ぼくが注目しているのが、この本屋!
パン屋の本屋日記 – 日暮里のパン屋の奥の小さい本屋。12月1日OPENです
パン屋の本屋!
とにかく読書に没頭できる!
最高なので、近くに住んでいる読者のひとは一度訪れてみてください!
話を戻すと、
これからの本屋は、本を消費者に届けるという機能だけでなく、気分良く読書ができる空間も提供していかなくてはならいかもしれませんね。
今日の本から見たセカイ
オアフ島唯一の大型書店バーンズ&ノーブルを訪れて出版・書籍業界の問題点3つを考えてみた、はどうでしたか?
本屋だけでなく、本市場全体が盛り上がるにはもっとできることがたくさんあると思うので、出版・取次・書店には頑張ってもらいたいですね。
今日のバーンズノーブルから見たセカイ
- 出版社はもっとブックデザインにこだわりを!
- 再販売価格維持制度の下、より本の売り方にバリエーションを!
- 本屋にはカフェ併設をして、上質な空間を提供しよう!
以上マエ☆コウでした!
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