みなさん
こんにちは。マエ☆コウです
今回紹介する本がこちら。
『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』
10月15日に店頭に並び始めたばかりの最新の読書系ビジネス書です。
マエ☆コウの場合、本に線を引くのではなく付箋を貼っているわけですが
本書を付箋の貼り方に例えて読んでみたところ非常に勉強に部分が多かったです。
それに加えて
本を選ぶ時の目利きの仕方に関しても参考になる部分があったので、
この2点を大きく取り上げて書評を書いていきます。
- 『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』の流れは線の引き方→本の選び方
- で、一流は本のどこに線を引いてるの?
- 線を引く(付箋を貼る)に値する良本と出会うための判断軸
- 土井英司さんはブックコンサルタントという珍しい職歴を持っている。
- 『一流の人は、本のどこに線を引いているのか?』で紹介された本で気になった本
- 終わりに
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『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』の流れは線の引き方→本の選び方
『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』の流れを以下にまとめておきます。
- 1行に線を引くことの効果
- 具体的にどこに線を引けばよいのか
- 線を引く必要があるような本の選び方とその事例
- どの分野の本にフォーカスして読んでいけば良いのか
- 土井さんが選んだ44冊の本から抽出した1行の紹介
タイトルは『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』なので
たいていの場合は
具体的にどこに線を引いたのか?
どうやって線を引く場所を選んでいるのか?が気になるはず。
なので、始めの2つを読めば満足感は得られます。
で、一流は本のどこに線を引いてるの?
まさにこれ!めっちゃ気になる!
本ブログでは2つほど紹介します。
自分の世界を広げてくれる箇所に線を引く(付箋を貼る)
目的次第ではありますが、せっかく本を読むのですから読んだ本から新しい知識を仕入れたいですよね?
その意識があるにも関わらず、やってしまうのが
「すでに知っている内容に対して、自己陶酔的に線を引いてしまう」こと
本のどこに線を引き、自分の糧にしていくのか。本書ではそれをじっくりとひと解いていくが、ここではまず「引くべきではない」箇所について言及してみたい。それは「そうだ、その通り! 自分の考えは間違っていなかった!!」と感じる箇所だ。
自分の考えや信念を後押ししてくれるような1文を読むとテンションが上って勢いよく線を引きたくなる気持ちもよくわかる。 しかし、これは単なる「自己陶酔」にすぎない。特に名言集が好きな人には、この傾向がある。
マエ☆コウはこの文を読んで心にグサグサと矢が5本ぐらい刺さってきました。
知ってる箇所を読み飛ばすには読み手の勇気次第
マエ☆コウも最近になってやっと、知ってる箇所は読み飛ばせるようになりました。
読み飛ばしができるかどうかは読み手の勇気です。
どうしても知ってるから不安を払拭するために読んでしまいそうになる気持ちを
押さえて、知らない情報を探していきます。
「結果」ではなく「原因」に線を引く
これはマエ☆コウもまだ治ってないです。
というより、この本を読んでから矯正しようと思っています。
本のなかに、「〇〇社は20期連続増収増益をしている」という記述があったとする。大したものだ、と感心しながらその1文にすっと線を引く。たしかに20期連続の増収増益とは、なかなかできるものではない。
しかし、である。ここに線を引いても、あなたにとって何らプラスになることはない。これはあくまでも「結果」だ。大切なことはその会社がなぜそのように成長し続けることができるのか、という「原因」の部分である。
うぬぬぬぬ。
さきほどの、自分の知っている部分は自己陶酔的な側面がある一方で
こういった結果に線を引くのはきっと楽だから線を引いちゃうんですよね。
結果ってパッと見て理解しやすいじゃないですか?
けど、その原因を深掘りするってすんごく面倒だし難しい。
例えば、塾に通っていたときもマエ☆コウは
「なんで成績が上がったのが分析してみよう」とか
「なんで数学の成績が悪くなったのか理由を説明して」とか言われ続けてきた。
けど、どれもぶっちゃけめんどくさかったです。
だから、原因よりも結果に線を引くんだと思います。
いやいやwwじゃあその原因どうやって見つければええねん。
楽して原因見つけたいよ!
それに対しては土井さんが本書で答えてくれてます。
原因を探すにはセンターピンを捉えろ!
センターピンってあのボーリングの1番前に置かれているピンのことです。
あのセンターピンに向かってボウルを投げて当たれば、大抵の場合ストライクに近いピンを倒すことができますよね?
センターピンは、業態よって大きく異なる。
- メーカー:ヒット商品
- 卸売業:強い取引先の数
- 小売業:品揃え
これからは結果に線を引くのではなく
こういったセンターピンはこの業態だとどれに当たるのだろうか?と意識を持って
本を読んでいくと原因が見つけやすくなって楽できそうです。
とりあえず、マエ☆コウは次読むビジネス書が決まり次第この意識を持って本を読んでいきます。
線を引く(付箋を貼る)に値する良本と出会うための判断軸
本を読める時間が決まっている以上できるだけ駄本と出会うのを避けて
良本とばかり出会いたいものですよね。
そんな本の選択の助けとなるような項目が本書では11個述べられていました。
その中でマエ☆コウが勉強になったのが2つ。
「固有名詞」の多い本を選ぶ
例えばこの2冊が固有名詞が多い本と土井さんは主張してます。
「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか? 海外で成功するローカライズ・マーケティングの秘訣
- 作者: 三田村蕗子
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2015/03/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なぜ、固有名詞が多い本は良い本である可能性が高いのか?
それは固有名詞を出しているから著者もへたに嘘を書けないからです。
著者側も固有名詞を出している以上、ウソやはったりを書き込みにくくなる。固有名詞を出せば出すほど、読者がその気になれば調べられてしまうからだ。だからこそ固有名詞が多い本は、信頼に足る可能性が高いのだ。
ちなみに、1冊目の『ポッキーはなぜフランス人に愛されるのか?』はマエ☆コウが記事にしてます。
箇条書きに注目する
仕事に忙殺されている社会人だとなかなか読書の時間がとれないもの。
そこで活躍するのが箇条書き。
パラパラ本を見る時に箇条書きがあればそこだけ読めば、多くの情報が得られる。
このように箇条書きされている本も良著である可能性が高いです。
なぜなら、箇条書きにできるということは箇条書きにできるほど話が整理されているから。
「箇条書きにできる」ということは。著者がきちっと整理、分類できているということだ。そして何より「具体的」であるはずだ。
本を買う時には箇条書きがあるかどうか確かめてみる価値はありそうですね。
ちなみに、箇条書きに関してはこの本がオススメ。
土井英司さんはブックコンサルタントという珍しい職歴を持っている。
まず言いたいのは、マエ☆コウもいつかこんな職を持ちたい!笑
土井英司さんが立ち上げた有限会社はエリエス・ブック・コンサルティングと言います。
作家へ売れる本の指導だったり、出版コンサルティングが生業でしょう。
土井英司さん自体のプロフィールは・・・・。めっちゃ長いw
エリエス・ブック・コンサルティングを観ていると自分が将来やりたいことのイメージがどんどん湧いてきますね。
エリエス・ブック・コンサルティングの動きを要チェックしておきます。
『一流の人は、本のどこに線を引いているのか?』で紹介された本で気になった本
読書系の本に必ずと言っていいほどあるのが「ためになるビジネス書」付録。
『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』もご多分にもれず
巻末付録としてビジネス書が44冊紹介されていました。
この中からマエ☆コウが気になった本を最後にピックアップしておきますので何かの
参考になれば。
『分類思考の世界』著三中信宏
どの分野の本を集中的に読むのか?という問いに答えてくれそうな1冊
自分が成長するための自分が読むべき分野を自分の手で開拓できると人生が面白くなるよね。
『進化系ビジネスホテルが予約がとれないほど人気なワケ』著永宮和美
旅行や出張などで使う当たり前のように使うホテル。
こんなにも利用頻度が高い割にそのビジネスモデルやセンターピンへの興味が一切ない
手にとってみてホテル業界の世界をのぞいてみたいと思った。
『下流志向』著内田樹
教育の仕事はまず「やらせること」という1文に心がやられた。
以前、マエ☆コウは教育業界に関わっていたことがあります。
そのため、教育業界系の本には目がないのです。
『クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか』 スティーブンクオーツ、アネットアスプ著
『一流の人は、本のどこに線を引いているのか?』で紹介された本でダントツで気になった本。
マエ☆コウは本を選ぶ時、「本棚に飾ってかっこいいか?」という軸を持っています。その感情の秘密が
この本に書いてありそうな匂いがプンプンします。
本自体は商品開発についてがメインのようですが、読む目的次第で化けそうな予感。
ちなみにこちらの本も装丁がかっこいいです笑
- 作者: スティーヴン・クウォーツ,アネット・アスプ,渡会圭子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/04/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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終わりに
本書の中に「書評」なんていらないという節があります。
その節の中で
書評を書くなとは言わないが、書評を書くのであれば
内容を要約するだけでなく自分の世界がどのように広がったのかを
盛り込むべきという記述がありました。
最近のマエ☆コウの書評は単なる要約っぽくなっていたので
これからは
ちょっとづつマエ☆コウが本を読んで何を感じたのかも書いていきます!
以上
マエ☆コウでした。
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