みなさん
こんにちは。マエ☆コウです。
先月の2016年9月に東京国際ブックフェアが開催されていました。
この東京国際ブックフェアを糧に9月を乗り切った言っても良いです!
(東京国際ブックフェアの模様は近々動画でアップ予定!)
このブックフェアでは多くの出版社や本との出会いがありました。
今回はその出会いの中の1つ
文鳥文庫が印象に強く残ったのでご紹介します!
文鳥文庫では短編の名作文学を扱っている
文鳥文庫は最大16Pしかない、短編名作文学のみを扱っています。
短編だけってのは珍しいですね。
東京国際ブックフェアで発見したときに面白い事業だなと感じてました。
ちなみに
社長は元博報堂に勤めていた牧野圭太さん。
引用元:http://www.sensors.jp/post/bunchosha.html
2009年に早稲田大学から博報堂に入社して2015年に文鳥社を立ち上げ!
つまり、文鳥文庫は文鳥社の1つの事業になりますね。
文鳥社も文鳥文庫もキーワードはデザインです。
文化に貢献する、デザイン会社でありたいと思います。
文鳥社は、デザインを軸にした会社です。デザインを軸に、ものづくり、サービスづくりを行っていきます。そして、できるだけ「文化的」な仕事に貢献していこうと考えています。文化という言葉はとても広い意味を持ちますが、ここでいう文化は「ひとの精神を豊かにする活動」を指しています。それは、文学であったり、音楽であったり、八百屋だったりもします。ただただシステム化され、売れればよい、という種類のものではありません。
文鳥文庫から出されてる短編名作文学を国際ブックフェアで買ってきましたので
写真を豊富に使って見ていきましょう!
文鳥文庫の本はオシャレ!
初めて文鳥文庫から出ている本に出会った時の印象は
「なにこれ?本なの?」
「ちょっとオシャレかも!」でした。
実際に購入して手にとって見ると
やっぱりオシャレだった!笑
どういう点がおしゃれなのかを説明します。
小袋に本が収納されている!
文鳥文庫の本には装丁という概念はございません!
1冊1冊が薄い小袋に入っています。
紫色の字で谷崎潤一郎の『刺青』と書いてあるのが袋です。
裏が以下のようになります。
薄い!
まるでiPhoneを箱から開け出したときのようなドキドキ感があります。
袋にも本がジャストフィットして取り出し入れが非常に快感!
凝ってますね〜。
1冊最大16Pで究極にコンパクト!
記事タイトルでもお分かりの通りに
文鳥文庫から出ている本は最大16Pしかない名作文学を扱っているので
非常に1冊1冊がスマートになっています。
どれも言ってしまえばペラペラ!
しかし、紙質が良いので一方で重厚感のような安心感があります。
なぜ最大で16Pにしたのかの理由は文鳥社のHPに書いてありました。
いま、本はほんとに売れません。とくに文学や過去の作品は売れません。その理由のひとつに、(言うまでもないのですが)スマホがあります。スマホでみんな活字を摂取しすぎで、活字欲が満たされすぎているし、FacebookやTwitterに溶け込んでいるため「一度に読める文章単位」が減少していることに原因があると思います。いまの時代に「一冊の本」は、あまりに長く、重すぎます(見た目的も意識的にも)。
でも「走れメロス」は15分くらいで読めるわけです。「檸檬」だって8ページしかありません。本という構造を保つために、多くの短編をいれて「厚く」することが必要になってしまいます。だから本屋で見かけるメロスも檸檬も、分厚くなっているのです。「メロスは一冊の長い本だ」と思っている人は、実はとても多くいます。そういう僕だって、「堕落論」は本一冊だと思っていました。
なるほど。勉強になりますね。
折りたたみ式の本でデザイン性が高い!
最大の特徴と言っても良いでしょう。
文鳥文庫の本は折りたたみ式、蛇腹のようにできるんです。
開いた様子がこちら。
どうですか!
立ちましたよ!笑
こんな本が今まであったでしょうか?
絵本などにはありそうですが、名作文学をこんな形で
デザイン重視で扱ったことのある会社は今までなかったのでは?
文鳥文庫では2016年10月現在3種類の文学セットが販売中
文鳥文庫は立ち上がったばかりの事業のようで大量に作品がでてはいません。
2016年10月現在は3種類発売されているようなので1つずつ紹介します。
第1弾日本文学8名作
文鳥がいますね笑
収録されている作品は8作品です。
- 『走れメロス』 太宰治
- 『注文の多い料理店』 宮沢賢治
- 『白』 芥川龍之介
- 『変な音』 夏目漱石
- 『堕落論』 坂口安吾
- 『檸檬』 梶井基次郎
- 『手袋を買いに』 新美南吉
- 『高瀬舟』 森鴎外
どれも日本を代表する文豪の作品たち。
意外に読んだことのない作品が多いのではないでしょうか?
価格は
第1弾から第3弾まですべて1296円(税込)
第2弾『ふたり』
マエ☆コウは国際ブックフェアでこの第2弾『ふたり』を購入しました。
引用元:文鳥文庫
収録作品数は第1弾と同じく8つ
- 『刺青』 谷崎潤一郎
- 『雪もち』 幸田文
- 『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』
村上春樹 - 『雨のなかの噴水』 三島由紀夫
- 『初恋』 尾崎翠
- 『メリイクリスマス』 太宰治
- 『賢者の贈り物』 オー・ヘンリー
- 『バッタと鈴虫』 川端康成
村上春樹が入ってきてますね!
ノーベル文学賞取れるかな笑
タイトルからしてすぐに読みたくなるような作品ばかり。
ちなみに、8作品はこのような箱に収納されてます。
第3弾『謎』
実は第三弾からは企業なり土地と紐付いた物語をソートして、クライアントと一緒にタイアップで製作しようと考えているんですよ。例えば、分かりやすいのは京都。京都の物語を集めて、文鳥文庫を一つ作って、京都土産にしましょうと。例えば京和紙を装丁に使い、京都の文化も織り込んでいきながら、京都でしか買えない仕様にする。そうすることで、京都を訪れた人のあたらしいお土産になるといいなと思います。
それぞれの弾ごとにテーマが決まっているようでね。
『謎』に入っている作品はまだHPに上がっていたので残念ながらわかりませんでした。
10月1日発売と書いてあったのでもう発売されているはずなのですがね。
こういう文学作品の売り出し方はとても興味深いですね。
本を地域や企業でパッケージ化して魅力を高める。
う〜ん。素晴らしい。
マエ☆コウの本棚に飾ってみたらオシャレ度がアップ?
はい!!今回の目玉!!!(超嘘
マエ☆コウの本棚にこんだけおしゃれな文鳥文庫の本に飾ってみましょう!
絶対にオシャレになるはず!
本邦初公開!
マエ☆コウの本棚にぃぃぃ文鳥文庫がくるぅぅぅぅぅ!
・・・・・・・・・・・・
いや、何も本が入っていない状態で飾ってみましょう。
・・・・・・・・・・
拝啓
文鳥文庫さん
この度はこのようなオシャレな本を購入しまして大変嬉しく思っております。
とても目を張る作品でございまして、私の本棚に飾らせていただきました。
結論から申し上げると、私のセンスの問題で扱いきれることができませんでした。
とてもダサく写り、本ブログを紹介したことを大変申し訳なく思っております。
・・・・・・・
おしゃれになるはずが笑
ここはプロの方たちに任せた画像があるのでそっちを見てください!
このリンク先の下部にあります。
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終わりに
東京国際ブックフェアで出会った文鳥文庫。
調べれば調べるほど味が出てくる。
会社のリクルート情報を見ると現在はデザイナーを募集中のようです。
デザイナーで本のデザインを考えたい人は応募してみてはどうでしょうか?
ちなみに、この文鳥文庫を使って動画も取っているので
東京国際ブックフェアのと合わせて編集中!
ご期待下さい!
以上
マエ☆コウでした。
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