「社会人になってから勉強の仕方忘れちゃったな・・・」
「社会人の勉強って一体何をすればいいんだ・・・・」と考えた経験のある人は多くいると思う。
社会人になってから学生の時との勉強の仕方や勉強の性質の違いに戸惑うことがある。
学生の時の勉強は目標が明確で、さらにはすぐに点数や評価として結果が帰ってくる。
こんなにも楽しいゲームはないだろう。
学生の勉強を短距離走に例えるとしたら
社会人になってからの勉強は長距離走のようなものである。
「何がしたくて自分は勉強しているんだ・・」
「会社のために勉強をしなくては・・・・」
これほど辛い長距離走はない。
ゴールが見えない。
自分のためでもなくそして将来に役立つかどうかも分からない勉強を会社から強制されるのだから。
本書はそんな社会人のために
社会人の勉強とは何か?
そのやり方のヒントを与えてくれる。
内容
本書の言う勉強上手とはどういうものか?
勉強と聞くとどうしてもお受験的な勉強をイメージしてしまうが
本書で言う勉強法は少し違う。
私が本書で提案するのは、好きな分野や得意分野を見つけ、伸ばすための方法である。その好きなことや得意なことは、人から見ればムダなことかもしれない。それをムダだと決めつけて排除してきたのが、今までの世の中だ。だが、それこそが、これからの時代は武器になるのだ。
本書で提案する勉強法は、普通の勉強法とは全く違う。無理をして、どうにかして学ぶ勉強ではなく、好きなことをして特技を伸ばす、大人のための学習である。
堀江貴文氏の『99%の会社はいらない』でも書かれていたことと同じことだ。
今の時代は好きなことを見つけて徹底的に極めてマネタイズ化することを狙う時代に変化している。
Youtuberしかりニコ生主が最先端。
遡ってみればサカナくんは好きなことを極めて活躍している第一人者級で
大活躍していることを思い出した。
将来を見据えて、自分は何をすべかなのか、何をやりたいのかを見極めるしかないだろう。要は先を読む力が必要なのだ。
闇雲に努力をしてはダメだ。
何に自分という資本をそして自分の時間を費やすのか選別しなくてはならない。その中で好きなことを見つける。
後になれば後になるほど、不利になっていく。
「この手があったか!」と感嘆した時にはすでに出遅れている。

このムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ (知的生きかた文庫)
- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2014/09/22
- メディア: 文庫
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好きな分野を伸ばすためにすべき6つのこと
本書で紹介されてる方法は大きく6つある。
1.本とネットを使いこなして情報リテラシーをつける
2.情報を得る時のツールは最小限にする
3.テレビ番組を活用する
4.得た情報の豆知識をクラウドに保存しておく
5.SNSを片っ端から触る
6.得た情報をアウトプットする場を作る
今回は1の本とネットを使いこなして情報リテラシーを身につける方法に絞ってみたい。
要となる情報リテラシーの伸ばし方とは?
信頼できる情報を持っている人を見つけるために本を読み、ネットで検索するのだ。
面倒くさがってはいけない。
本を読んでいる時に知らない単語に出くわしたらどうするだろうか?
飛ばし読みを推奨している人もいる。
しかし、ここで立ち止まりスマートフォンでGoogle検索にかけよう。
斜に構える必要はない。
その検索した言葉は忘れて良い!
「ふ〜ん。こんな感じの意味なんだ。」これぐらいの感覚で調度良いくらいだ。
気になる用語や分からない単語を検索すると、本を読み終える頃にはその本から得た情報に加えて、ネットで得た情報も加わる。そうすると、その本を書いた著者レベルの知識が身についたのに等しいのだ。
ググるときも、その用語の意味を覚えようとしていない。解説を読んでいるときは「なるほどね」と思っていても、数時間後には忘れているかもしれない。その時点での興味を満たせればいいという感覚で、真剣に研究しているわけでもない。
最低でも五つの用語をググれば、かなり情報に奥行きが生まれるはずだ。その本自体は大した内容ではなくても、知らない用語が出てきたら調べる価値はある。
現代の情報は本だけネットだけの偏重的になってしまう。
本とネットは表裏一体。そのバランスがとても重要になってくる。
※苦労した情報をアウトプットすることを忘れてはいけない
感想
成毛眞さんの書いた本にハマって読んでいるが、とにかく主張が一貫していて面白い。
好きなことをやれ!
本を読め!
目標なんていらない!
・・・・・・・・・・・etc
と、いつも感銘を受け続けているけれども
会社勤めで全てが面白い人生を送れてない自分に歯がゆさを感じる。
成毛眞さんも会社「従業員」だった時があったはずで
どういう心境で仕事に臨んでいたのか疑問に思っていた。
本書にその答えが書いてあった。
新入社員の頃はよほどのことがない限り、会社の風土に素直に染まった方がいい。「自分らしく働く」などと考えるのは、四十歳を過ぎてからで充分だ。
ただし、盲目的に追従するのではなく、染まった「フリ」をすれば充分である。「歯車になってるオレ(笑)」と客観的にとらえていれば、会社に必要以上に捧げずにすむ。
まだ会社に忙殺していると感じたことはない。
朝の2時間を使って自分の楽しめる時間を確保しているからだ。
ブログも読書もほとんどこの2時間という制約の中で進めれるようになった。
(すでにこれが感覚麻痺してる笑)
そのため仕事は仕事と割り切って行動できている。
まさに俺この時間だけ染まっちゃって状態。
会社ではプログラミングを主なタスクとして行っている。プログラミングは好きだ。
しかし、プログラミングの世界で勝負しようとは思わない。
圧倒的に実力で上の人間がいるからだ。
勝てる土俵などととんでもない勘違いなどはしない。
焦る必要はないが、とにかく勝負する分野方向性を決めろということだ。
その意識がより芽生えたという点で個人として本書を読んだ意味があった。
チャレンジシート
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