みなさん
こんにちは。マエコウです。
3月に突入しました。
花粉症に苦しむ方が多くなってきました。
僕は花粉症が出る年と出ない年があります。
しかし
今年は出ない!!
食事制限とかしていたので、その成果が出たと信じてます。
苦しんでる方はつくし飴が、効くらしいので使ってみてはどうでしょうか?
さてさて、今回はこちらの本を読んで感じたことを書きたいと思います。
書評ではないので、気楽にいきます。
目次
本書について
メディアで注目されつつある椎木里佳さんが出版したという情報をキャッチしてから、こちらの本が気になってました。
椎木里佳さんと父の椎木隆太さんが
起業まで至るプロセスとその後について、分かりやすく対談形式で、語っています。
椎木里佳さんが持つ経営に関しての疑問を椎木隆太さんが主に解説していくスタイルです。
その過程で、互いの経験・意見がぶつかり合い、笑える箇所もいくつか。
社会人でビジネスに精通してる人であれば、物足りない感じはするものの、狙っている読者層がおそらく違う。そういう場合は、椎木隆太さんがどんな人生を送ってきたかに着眼して読めば良いと思います。これはこれで満足できます。
著者について
椎木隆太さんは映画館でよく見る鷹の爪を生み出したことで有名で、株式会社DLEの代表取締役をしています。
一方で、娘の椎木里佳さんは中学3年生時に起業をして株式会社AMFを創業しました。
主にマーケティング分野としてJC、JK調査隊を発足して活動してます。
最近では、ミルピクというアプリも開発し、配信開始したようです。
ただ、CSSに問題があったようでネット上で話題になっていましたね。
参考になった点
僕の20代という年齢を考えると
出版社と椎木里佳さんが想像してるターゲットとは違うかもしれません。
しかし、読んでいて参考になる箇所と感じたことが大きく4点ありました。
1.椎木里佳さんのパワーにびっくり?
高校生でここまで社会に対して目を向け、それを行動に移すパワーには驚きました。
ただ、目を向けて行動に移すだけなら誰でもできるかと思います。
僕が特に関心したのは、社会に目を向けそして、そこに問題/課題を見出し解決しようともがいている点です。
株式会社AMF|女子高生起業家、椎木里佳が代表をつとめる女の子のための会社
こちらのホームページから推測するに
具体的に言うと社会問題の1つとして
【10代】に元気がなくなってきているのではないか?
という課題仮説を立てた点。
問題/課題を見つけることが
どれだけ難しく壁があるを僕も日々痛感しております。
高校生がここまでできるとは、頭が下がるばかり笑
高校生の僕にできたかな?多分やればできた!笑(後悔の念・・・・)
2.スマホネイティブである高校生の強さは?
僕は塾講師として4年間高校生中心に数年前まで集団指導をしていました。彼らと接触していて感じたことは、僕が高校生の時より情報にとても敏感で、ネットに強いということ。
ただ、どういう意味で強いかはウヤモヤのままで、その勤務先は卒業して社会人デビューしました。
その答えの1つが本書にありました。
それは炎上やネットでの誹謗中傷に強いということです。逆に、誹謗中傷をする=殺傷能力も高いわけですが。
彼らの強さはそこにあったのかもしれないと、読んでいる最中、妙に腑に落ちました。
パパ それにしても里佳は、ネットでの批判もうまく受け流して、たくましくやってるよね?
里佳 いちいち考えてたら大変だしね。
パパ 「デジタルネイティブ」の強みってそういうところだよね。
(中略)
里佳 果敢にブロック!嫌なこと書く人はシャットアウト!
3.ベンチャーの裏切り・詐欺?
この箇所は椎木隆太さんがメインです。
椎木隆太さんは
会社を創業したということはいわゆるベンチャー時代を経験したわけです。
そこでの苦悩も書かれていて、
僕が
唸ったのは
ベンチャーの詐欺という言葉です。
何を隠そう私も1社目はベンチャー企業を選びました。何故かと言うと
そこの経営者の方々に大きめ夢を語ってもらい、胸にくるものがあったからです。
結果として、退社せざるを得なくなり、大変な思いをしました。
けれど
今しっかりと仕事ができているので、良い思い出となってます。
これを椎木隆太さんは詐欺という表現をしていたのは面白かったです。
パパ でも、経営者って特に営業とか採用の場面で、そういうハッタリとか、大きなことを語るとか、実際に相手が求めているものをうまく補完するとかって、すごく重要だと思うよ。
4.数十年後の経営者はどうなるのか?
数年後の経営者って
ほとんどが気づいたらスマートフォン持っていた!って人たちで、ITに何の抵抗感も持ってない方たち。
(僕もギリギリその世代に入るかもしれません)
それはサラリーマンのあり方が変わってくることを示唆している
と僕は思ってます。
当たり前の会議だったり、当たり前の出社だったりと見渡せば会社にはムダなものばかり。
無駄なものに敏感で、時間節約術/時間効率化の天才経営者が増えていくのではないかと考えてます。もちろんITを駆使してです。
アマゾンのレビューについて
椎木里佳さんの本がアマゾンレビューですごい低評価になってる!!
と話題だったので
ちょっとコメント欄を覗いてみました。3つほどピックアップすると
・彼女の最大の強みは「金持ちのパパ」
・なにも得られない本
・話題性だけ。読むだけ時間と金の無駄
(し・・・辛辣だ笑)
仮に僕が出版してこのレビュー見て、平均評価☆1だったら数ヶ月は病んで仕事どころじゃない笑
冗談はさておき
上の3つの意見を参考にしながら、本書に目を通して感じたことを最後に書きます。
大きく3つです。
1.自分の持つ強みを存分に活かすのは当然のことだと思うし、そういう金持ちパパのもとに生まれたのも彼女の持つ運の強さ。そして何よりそれを使い倒そうとする彼女のパワーは参考するところがある。金持ちパパのもとに生まれても何もしない人がほとんどという現実。
2.何も得られない本は存在しないと僕は感じる。仮に本書を買って失敗したなら、「あぁ〜こういう本には手を出さないようにしよう。こういう観点で本を買うと駄本に当たるな」と学ぶことができると思う。レビュー書いてる時点で何か得るものがあったのだろう。
3.金と時間の無駄っていうけど、本屋で立ち読みしてまえがき・目次読んで、自分には要らないな本だな!って判断できない時点で自分に選書能力が無いことを感じるべきだと思う。僕はこれをビジネス書と言うより、ノンフィクション小説に近いと思い、今の高校生が何を考え方ているのか?を知りたかったから買った。
確かに、ビジネス書という観点で見たら不出来かもしれない。社長業をやったことある人なら、簡単すぎることが書かれてて腹立つかもしれない。
しかし、社会に対して目を向けて問題を解決する人を
邪魔するようにレビューを書いてる人の考えが僕には分からなかった。
もっと、背中を押すコメントができないものか。
(読んでてつまらなかったけど、彼女の活動は応援したい。とかね)
社会は頑張ってる人に冷たいんだな・・・・・。
これも社会問題か?!