みなのもの
今日は良い御日和で。
どうやら松岡修造とやらが、日本に帰国し
一気に気温が高まったらしいぞ。
なんとすごい方だ。NHKでもニュースになっていたのを
数ヶ月前だかにみたのう。
さてさて
そんな
ポカポカな日に
ひらめきに関する余の無知を知ろうではないか。
タイトル『ブレイクスルーひらめきはロジックから生まれる』
作者:木村健太郎、磯部光毅
出版社:宣伝会議
発売日:2015-02-06(第2版)
本書には、
ブレイクスルーとは何か?
ひらめきがロジックから生まれるとはどういうことか?
を懇切丁寧に説明がされている。
しかし、一般的な発想技法や発想ツールなどの本とは一線を画している。
つまり、この本は思考術や発想ツールを使う前の前提として
ひらめき、アイディアを出す人間がどのような頭の使い方をしているのかに着目して書かれている。
ひらめきを生むには、2つの街の思考と6つの森の思考を頭のなかで駆使していく必要がある。なんと、アイディアをひらめき、社会にどんどん具現化していく人たちの頭の思考プロセスは8つで構成されているのである!
と言っても、生半可な努力ではひらめきなど生まれない。
特に本書で紹介されているの例はこれだ。
これは
使わなくなった広告幕の材料を使い、ジーンズに早変わりさせてくプロジェクトである。
リサイクル品と言えば、安価なイメージを持つ方も多いかもしれないが
実はこのリサイクルジーンズは高級品という位置づけでプロモーションを行っていったのである。
プロモーションの場所はしかも、空中即売会と名打って、広告幕が出されていたビルに直接ぶら下げて展示!
「よくこんなこと思いつくのぉ」と思ったが、実はこのプロジェクトが完成するまでに使った思考プロセスは先程の2つの街の思考と8つの森の思考だけなのだ。
「直感」「ひらめき」「インスピレーション」も、実はこれまでの知識や知恵からの思考的なつながりをたどって生まれたものなのです。
ロジックという言葉は、発想とは真逆の響きがありますが、実は発想にも考える「筋道」があるのです。
幾度と無く、ひらめきが生まれないと苦しんだことだろう。いや、この本を読む以前の余であれば一生ひらめきなど生まれることはなかっただろう。
なぜならば、本書にはひらめきを生む過程の中で陥りやすい罠=立ち往生して止まってしまう例もいくつか紹介されている。まさに余がハマっていたのはその罠だった。
なんと無知であろうか!!!
想定読者は
ビジネスパーソンはもとより、大学生におすすめできるのではないだろうか。
学生団体に所属しているもので企画などを立てる学生が多いのでは?
一向に良い考えがでないとそこのお悩みの方は手にとってみてはいかがだろうか?
何の指針も建てず、脳の使い方を知らずに出るアイディア出し会議ほど時間がもったいないものはないのではないだろうか・・・・。
そんな私の悩みを解決してくれた
著者の木村健太郎さんと磯部光毅さんには感謝しなくてはならない。