みなさん
こんにちは!マエ☆コウです!
ついに来ました!
東野圭吾の最新刊!
『危険なビーナス』!!!
講談社さんから発売されてしまいました!
東野圭吾さんの新作は興奮しますね!
さっそく書評書いていきます!
追記:こちらの本youtubeに書評動画アップしました。
純粋に東野圭吾さんの新刊を
楽しんで欲しいので、できる限りネタバレはしないようにします。
ただ
ネタバレは一切ダメだ!って人は
ここでレッツ戻るボタン!をしましょう。
それでは行きましょう。
概要
池田動物病院で働く獣医の手島白朗(はくろう)はいつもように患者(ペット)の診察をしていた。
あるとき、病院に1本の電話がかかってくる。
電話の相手は白朗の弟明人(あきと)の妻を名乗る楓(かえで)という人物
からだった。
白朗は明人から結婚したことなど一切聞いておらず、楓のことを電話を通じて疑いをかけていた。しかし、話は急展開する。
実は楓が白朗に電話をかけてきた理由は
明人が行方不明になったから協力してほしいとのことだった。
メッセージを妻の楓に残してたまま。
ちょっとしたミッションんがあるので出かけます。もしかするとしばらく戻らないかもしれない。でも心配しなくていいです。その場合は、申し訳ないけど父の見舞いは君一人で行ってください。よろしく。明人
白朗と明人の父康治(やすはる)は末期癌で残り少ない命だった。
そして、白朗と明人は母禎子(ていこ)を16年前に事故でなくしている。
肉親を2人とも失ってしまう時までそう遠くはない。
しかし、白朗は康治へのお見舞いをあまりする気はそれほどなかった。
実は白朗と康治の家系にはある確執があったからだ。
その確執とは何か?
その確執の真相は明人捜索の中で露わになってくる。
明人は一体どこに失踪してしまったのか?
そして
明人失踪事件を解明していく中で
突如現れた弟の嫁楓に白朗は次第に惹かれていってしまう。
ごめん、好きにならずにはいられない
失踪した弟の嫁にあった瞬間、俺は雷に撃たれた。
だから気をつけたほうがいいですよ、と注意したんです。
真相と白朗の楓の想いは予想だにしない方向へ進んでいくこととなる・・・・。
『危険なビーナス』が示唆する日本の社会問題とは
東野圭吾の小説のほとんどは日本が抱える社会問題を題材にしています。
小説を通じてその社会問題へ警鐘を東野圭吾さんは鳴らしているんです。
『危険なビーナス』も小説自体の面白さを感じることはもちろんんこと
東野圭吾さんがこの小説では伝えたい社会問題はなんだろうと考えながら読みました。
結論から言うと、今回出た新刊は今までの作品と比較してみると
小説としてのメインメッセージがあったものの
社会問題への提起が全面に出ている、こちらの心にガツン来るとは言いがたいです。
こちらの心に
うわあああああ!!!こういうことが言いたんだああああ!!ってすぐに伝わってはこなかった。
少し残念ですが、読了後に改めてこの小説を体現するキーワードを取り出してみると
東野圭吾ワールドあり!と思わせる断片が散らばってました。
獣医、養子縁組、脳と天才、女の罠
一応この中にぼくが考えたメインメッセージが混じってます。
どれがメインキーワードなのかは手にとって読んでいけば自然とわかってきます。
これらのキーワードで引っかかるものがあれば、読んで損はありませんね!
これらのキーワードだけで色々と社会問題が浮かんできます。
獣医→ペット虐待とか?
養子縁組→金銭目当ての相続問題とか?
脳と天才→脳科学がもたらす功罪とか?
女の罠→売春婦とか奈落のそこに落ちる男の末路とか?笑
ぶっちゃけここまで書いてきましたけど
どれが本当のメインメッセージなのかは読者によるってのがぼくの意見です。
総評
主人公の白朗は多くの男性が同感できる部分多くあって良いキャラしてましたね笑
まじで白朗はドMwww
これは多くの男性に分かる!!!wwwと共感して欲しい!
一方で、物語・登場人物の設定や進行は素晴らしかった一方で
オチがちょっと物足りない気がしました。
普通の小説からしたら充分すぎるんだが、東野圭吾さんブランドがあるのと
読者の目が肥えてしまっているので、そう感じるだけの可能性もあるはご了承ください。
社会問題の項で書きましたが、小説から伝わるメッセージ性が少し伝わりずらいというかインパクトが少なかったですね。
これがオチのインパクトの少なさにつながってるはず。
というか、そもそも東野圭吾さんが
社会問題を小説のメッセージとして伝える!ってぼくの持論なんですけどね笑
次回の作品はもっと心にガツンと!!
これが!!日本社会への!!警鐘なんだ!!ってズバッと伝わるのを期待して
また次巻を待ちたいです。
装丁
これはもう満点です!答えは全部読んで見てからでないと分かりません!
これだけは言っておきます!
いや〜騙されたなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
カバーだけでなくてカバーを外してもデザインが整えられてる点も非常によろしい!
出版社に愛されてるのが伝わってくる。
分量
400ページいってないので一般的な小説の分量でしょう。
東野圭吾さんの良さの1つに物語のスピード感が速いという点があります。
その点を考えると400ページぐらいなんてあっという間です。
没頭すれば1日で読み切れます!
オススメ読者
東野圭吾をこれから読むぞ!!って人にはオススメはしません。
これが東野圭吾か・・・・ってなる人もいるような作品です。
癖がある作品であり、
東野圭吾ファンで玄人向きな作品ですね。
あと、ドMな男な!!!
ドMな男は読んで損はない!
あれ?
ドM=草食系男子が増えているという社会問題を提起しているのか??
と思ったところで
この記事は終わりにしたいと思います。
よかったら、はてなスター、はてなブックマーク、読者登録よろしくお願いします!
追記
『危険なビーナス』が出版されたばかりですが
10月にまた新刊がでるそうです。
タイトルは『恋のゴンドラ』です。
人気記事
マエ☆コウ