製薬革命!ドラッグリポジショニングって知ってる?【サイエンスZERO】【視聴感想】

ドラッグリポジショニングって言葉知ってますか??

 

 

 

 

 

みなさん

こんにちは。マエコウです。

 

 

今回はサイエンスZEROのまとめ記事ですね。

 

NHKサイエンスZERO

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今回のサイエンスZEROのテーマは

 

 

ドラッグリポジショニング!!

 

 

ドラッグリポジショニングってなんだああああああ!!

 

 

直訳は

薬の再配置??

 

 

ニュアンスはなんとなく分かる感じがしますね。

 

ドラッグリポジショニングとは?

 

ドラッグリポジショニングとは

既存薬を別の疾患に使うことを指します。

 

 

 

最新の事例では狭心症に効果があるカルペリチドという

薬を投与すると

肺がんの転移率が2割減少しカルペリチドを投与した人の9割が2年たってもがんを再発していないなど、とても注目されている取り組みなんですね。

 

 

※補足

なぜカルペリチドが肺がんの転移率減少に効果があるのか?

 

肺がんになり血管に炎症が起きるとEセレクチンという血中の物質を取り込む接着剤のようなものが発生する。

→Eセレクチンはがん細胞も取り込んでしまうのでがんの転移率が上昇してしまう。

→カルペリチドを投与するとEセレクチンの発生を抑えてくれる。

→カルペリチドを投与すると肺がんの転移率が減少する。

 

 

またこの不思議なドラッグリポジショニングを扱う論文が年間30本近くも発表されています。

 

 

この時代の流れに乗って

各製薬会社もどんどん取り入れているそうな。

 

 

 

 

なぜ既存薬が他の疾患にも効くのか?

 

 

 

その秘密は遺伝子と薬の関係性にあります。

 

人間の体内には2万数千の遺伝子があります。普段その遺伝子らは眠っている状態ですが、神経伝達物質の合図があると遺伝子が活動しはじめます。

 

このことを遺伝子の発言といいます。

 

 

自分の周囲の環境が変わって例えば風邪を引いたりすると

遺伝子の発現量に異常が起きます。

これが病気の正体です。

 

 

その異常さを健康状態の時の遺伝子の発現量に戻すのが薬の役目です。

 

つまり各遺伝子の異常な発現量を元に戻す直接効果のある薬を発見していくことが重要になります。

 

 

実はこれはビッグデータと組み合わせようとする取り組みが進んでいます。

 

Cマップというものがアメリカで開発されて、自分の病気に効く=遺伝子の発現量を下に戻してくれる化合物を探してくれる素晴らしいものなんですね!!

 

ただまだ実用化までには至ってません・・・・。

 

早くこい!!

 

 

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ドラッグリポジショニングが起こす製薬変化とは

 

ドラッグリポジショニングは既存薬を別の疾患に使うという手法です。

なので、新薬開発をする必要がないというのがとてもうれしいことなんですね。

 

新薬開発は最高で15年ほどの歳月が必要であるにも拘らず、実際に使われまでにいく薬は全体の3万分の1!!

 

なんてことでしょう・・・・。

 

 

 

そりゃドラッグリポジショニングに頼るわ!!!

 

 

総評

 

実際に番組でも研究者の方が言ってましたが

 

薬は1種の病気にしか効能が無いと思っている方が多いけれども、もしかしたら他の疾患にも効果があり、10種以上の病気に効能がある既存薬なんてこともあります。

 

ドラッグリポジショニングによって広い視点で薬を見ることができるようになるってことが重要ですね。

 

 

 

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終わり

 

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